メンサの問題とはどんな形式?オリジナル例題6問(答え・解説つき)
公開: 2026-07-17|最終更新: 2026-08-26|IQテスト.jp編集部
メンサの入会テストにはどんな問題が出るのか、気になって検索する方は多いはずです。ただし前提として、実際の試験問題は非公開です。「本物の過去問」をうたうサイトがあれば、その掲載自体が問題だと考えてください。
この記事では、メンサ系のテストで使われるとされる問題の「形式」を一般論として整理したうえで、当サイトが独自に作成した完全オリジナルの練習問題6問を、答えと解説つきで紹介します。
メンサ系テストの問題形式の一般論
メンサは世界各国で運営されている団体のため、入会テストには言語や文化の知識に左右されにくい形式が採用される傾向があるとされています。代表的なのは、図形の並びから規則を見つける図形推理や、3×3のマス目に隠れた規則を読み取る行列推理です。数の並びの規則を見抜く数列の問題も、同じ系統の代表的な形式です。
知識を問うクイズとは異なり、その場で規則を発見する力が試されるのが特徴です。語彙の豊富さや計算の速さよりも、パターン認識と論理的な推論が中心になります。
| 形式 | 問われること |
|---|---|
| 数列 | 数の並びに隠れた規則を見抜く |
| 行列推理 | マス目の縦横に共通する規則を読み取る |
| 図形の系列 | 変化していく図形の次の形を推測する |
| 変換の規則 | 入力と出力の対応から関係式を見つける |
| 仲間はずれ | 共通点を持たない1つを見分ける |
実際の問題は非公開。この記事の例題はすべてオリジナル
メンサの実際の試験問題は公開されておらず、事前に入手することはできません。また、実在の知能検査やメンサの問題を転載・模倣することは、著作権の面でも検査の公正性の面でも許されません。
そのため、ここに掲載する例題はすべて当サイトが独自に作成したオリジナル問題です。出題形式の雰囲気をつかむための練習用であり、難易度や形式が実際の試験と一致することを保証するものではありません。
オリジナル練習問題に挑戦(全6問)
各問題の後半に答えと解説を記載しています。まずは選択肢を見ながら自力で考えてから、解説を読み進めてください。
第1問(数列)
次の数列の「?」に入る数を選んでください。 2, 6, 12, 20, 30, ?
選択肢: A. 40 B. 42 C. 44 D. 46
答えはBの42です。隣り合う数の差が4, 6, 8, 10と2ずつ増えているので、次の差は12となり、30+12=42です。各項を1×2、2×3、3×4、4×5、5×6という「連続する2つの整数の積」と見て、6×7=42と考えることもできます。
第2問(数列)
次の数列の「?」に入る数を選んでください。 3, 4, 7, 11, 18, 29, ?
選択肢: A. 40 B. 43 C. 45 D. 47
答えはDの47です。3つ目以降の数は、直前の2つの数の和になっています(3+4=7、4+7=11、7+11=18、11+18=29)。したがって次は18+29=47です。
第3問(行列推理)
3×3のマス目に記号が並んでいます。1行目は「○ △ □」、2行目は「△ □ ○」、3行目は「□ ○ ?」です。「?」に入る記号を選んでください。
選択肢: A. ○ B. △ C. □ D. ◇
答えはBの△です。このマス目では、どの行にも、どの列にも、○・△・□が1回ずつ現れるという規則があります。3行目にまだない記号は△、3列目(□、○、?)にまだない記号も△なので、答えは△に決まります。
第4問(変換の規則)
左の数を右の数に変える共通の規則があります。 5→26、7→50、9→82 のとき、11→? に入る数を選んでください。
選択肢: A. 112 B. 118 C. 122 D. 132
答えはCの122です。規則は「左の数を2乗して1を足す」です(5×5+1=26、7×7+1=50、9×9+1=82)。したがって11×11+1=122となります。
第5問(仲間はずれ)
次の5つのうち、1つだけ仲間はずれがあります。どれでしょうか。 A. 27 B. 64 C. 100 D. 125 E. 216
答えはCの100です。ほかはすべて、ある整数を3回かけた数(3の3乗=27、4の3乗=64、5の3乗=125、6の3乗=216)です。100は2回かけた数(10の2乗)であり、3回かけた数にはなりません。
この形式では、「大きさ」や「偶数か奇数か」といった目につきやすい性質から入ると外しやすくなります。全部に共通する性質を先に探すのが定石です。
第6問(図形の系列)
正方形の中に点が1つ描かれています。1つ目は左上、2つ目は右上、3つ目は右下、4つ目は左下、5つ目はふたたび左上です。6つ目の点の位置はどこでしょうか。
選択肢: A. 左上 B. 右上 C. 右下 D. 左下
答えはBの右上です。点は正方形の四隅を時計回りに移動しており、4つで一周して5つ目で最初に戻っています。したがって6つ目は2つ目と同じ右上です。
周期のある系列では、何個で一周するかを最初に確定させると、あとは割り算で答えが出ます。
この形式の問題を解くコツ
図形推理や数列の問題には、共通して使える考え方がいくつかあります。
- 数列はまず隣り合う数の「差」を取る。差が規則的でなければ、積・2乗・1つ飛ばしなどを疑う
- 行列推理は行だけでなく列にも目を向け、両方向で成り立つ規則を探す
- 「同じものが1回ずつ現れる」「順番にずれていく」「数が増えていく」は頻出のパターン
- 系列の問題では、何個で一周するか(周期)を先に確定させる
- 行き詰まったら選択肢を1つずつ当てはめて、規則が成立するか逆算する
時間配分の考え方
この種のテストは時間制限があるのが一般的です。1問に固執して時間を使い切るより、規則が見えない問題は飛ばして先に進み、余った時間で戻るほうが総得点は上がりやすくなります。
規則が見えるときは数秒で見えます。30秒考えて手がかりがない問題は、いったん置くのが合理的です。
追加の練習問題(オリジナル)
形式に慣れるために、もう2問用意しました。こちらも当サイトが独自に作成したオリジナル問題です。
第7問(言語の類推)
次の関係と同じ関係になる組み合わせを選んでください。 「鉛筆 : 書く」 と同じ関係は?
選択肢: A. はさみ : 紙 B. 包丁 : 切る C. 料理 : 皿 D. 本 : 文字
答えはBの「包丁 : 切る」です。「鉛筆」と「書く」は、道具とその道具で行う動作の関係です。同じ関係になっているのは、道具である包丁と、その動作である切るの組み合わせです。
Aは道具と対象、Cは結果と器、Dは全体と構成要素であり、いずれも関係の種類が異なります。この形式では、2つの語がどういう関係で結ばれているかを言葉にしてから選択肢を見ると、迷いにくくなります。
第8問(条件整理)
4人が縦一列に並んでいます。「Aの前には2人いる」「BはAより後ろ」「Cは一番前ではない」。このとき、一番前にいるのは誰でしょうか。
選択肢: A. A B. B C. C D. D
答えはDのDです。1つ目の条件からAは前から3番目に確定します。2つ目の条件からBは4番目です。残る1番目と2番目にCとDが入りますが、3つ目の条件でCは1番目ではないため、Cが2番目、Dが1番目となります。
条件整理の問題は、位置が1つに確定する条件から手をつけるのが定石です。
練習の効果と、その限界
この種の問題を練習すると、その形式の問題を解く速さは上がります。規則の当たりのつけ方が身につくためです。
ただし、それが知能そのものの向上を意味するわけではありません。練習した課題の上達が、別の課題や日常の思考にまで広がる(転移する)かどうかについては、繰り返し疑問が示されています。
したがって、練習の効果は「本番で形式に戸惑わない」という範囲に限られると考えるのが妥当です。数字を上げるための練習ではなく、実力を出し切るための準備と位置づけてください。
- 期待できること: 形式への慣れ、時間配分の感覚
- 期待できないこと: 知能そのものの向上、本番の問題の予習
「IQテストの問題」を名乗るものへの注意
ネット上には「本物のIQテスト問題」「メンサ公式問題」といった見出しの記事が数多くあります。実際の検査問題は管理されているため、そうした表記は正確ではありません。
問題が公開されない理由は2つあります。1つは権利の管理、もう1つは測定の妥当性です。事前に問題を知っている人が受けると、その人の本来の力を測れなくなります。
本サイトの例題も含め、公開されている問題はすべて練習用に作られたものです。形式の雰囲気を掴む以上の意味はない、という前提で取り組んでください。
本番で力を出すための時間配分
この種のテストは制限時間があるのが一般的です。同じ実力でも、時間の使い方で得点は変わります。
最も避けたいのは、1問に固執して時間を使い切ることです。規則が見える問題は数秒で見えます。30秒考えて手がかりがない問題は、いったん置いて先に進むほうが総得点は上がります。
全問を一度ざっと見て、解けそうなものから処理するという進め方もあります。後半に易しい問題が置かれている場合、前から順に解いていると到達できずに終わります。
また、飛ばした問題に戻る時間を残しておくことも重要です。一度離れて戻ると、見えなかった規則に気づくことがあります。
- 30秒考えて手がかりがなければ飛ばす
- 解けそうな問題から先に処理する
- 飛ばした問題に戻る時間を残しておく
- 解答欄のずれに注意する(飛ばしたときに起きやすい)
解説を読むときのコツ
答え合わせで解説を読むとき、正解の理由だけを確認して終わると、次に似た問題が出ても解けません。
有効なのは、「なぜ自分はそこに気づかなかったのか」まで戻ることです。行だけ見て列を見ていなかったのか、変化を1つ見つけて満足したのか。つまずいた地点がわかると、次に確認すべき手順が決まります。
また、正解した問題も確認する価値があります。たまたま合っていたのか、規則を理解して選んだのかで、身についているかどうかが違うためです。
解けなくても落ち込まなくてよい理由
この種の問題が解けないと、自分の知的な能力に疑いを持ってしまうことがあります。しかし、解けるかどうかは形式への慣れに大きく左右されます。
数列にも行列推理にも、頻出のパターンがあります。それを知っている人は、規則の候補をすぐ思いつきます。知らない人は、ゼロから探すことになります。この差は能力ではなく経験の差です。
また、制限時間のある課題では、正確さより速さが結果を左右します。時間をかければ解けるのに間に合わなかった、というのは珍しくありません。
解説を読んで「そういうことか」と納得できたなら、規則を理解する力は働いています。次に同じ型が出れば気づけるようになります。
もっと本格的に腕試ししたい方へ
6問だけでは物足りない、時間を計って本格的に挑戦したい人には、当サイトの無料テストが向いています。この記事の例題と同じ規則発見型の問題に集中したい方には行列推理を含む論理テスト(10問・約8分)、総合的に測りたい方には5分野30問のフル版があり、問題がすべてオリジナルで、推定IQや上位何%かの表示まで無料である点に強みがあります。
一方、実際の試験問題の予習をしたい人には向いていません。メンサの問題は非公開のため、どのサイトでもできるのは形式に慣れることまでです。まずは気軽に論理テストから挑戦してみてください。
よくある質問
メンサの過去問は手に入りますか?
入手できません。実際の試験問題は非公開で、過去問も配布されていません。「本物の問題」をうたって掲載しているサイトには注意してください。
この例題が全部解ければメンサに合格できますか?
この例題では合否の判定はできません。あくまで出題形式の雰囲気をつかむための練習です。合否は団体が実施するテストの成績のみで決まります。
問題の練習や対策には意味がありますか?
形式に慣れることで、本番で戸惑わずに実力を発揮しやすくなる面はあります。ただし知能検査は本来対策を前提としない設計のため、練習で本来の知能そのものが上がるわけではありません。
解けない問題があったらどうすればよいですか?
時間制限のあるテストでは、規則が見えない問題に固執せず飛ばすほうが総得点は上がりやすくなります。規則が見えるときは数秒で見えるものです。
